雨の日でも楽しむ!50代のためのレインウェア&装備チェックリスト
はじめに(雨の山歩きを安全に)
「せっかくの予定、少しの雨なら歩きたい」──そんな日に大事なのは濡れを最小化し、体温を奪われない装備と歩き方です。ここでは、50代でも無理なく楽しめるレイン装備と実践のコツをシンプルにまとめました。
雨のリスクと撤退基準
- 低体温:雨+風で一気に体温を奪われやすい
- スリップ:濡れた木道・岩・粘土質の泥は特に注意
- 視界不良:道迷いリスク増。分岐確認を丁寧に
撤退基準(目安):
・風速10m/s前後の強風/雷注意報/警報級の雨 ⇒ 中止
・足元が滑って怖い、体が冷えて震える、計画より大幅に遅れる ⇒ 引き返す
レインウェアの選び方(上・下)
基本機能
- 防水×透湿:水は通さず、汗の水蒸気を逃がす素材が前提
- 止水ファスナー/フラップ:前身頃からの浸水を防ぐ
- フード調整:つば・後頭部のドローコードで顔に密着
- 裾・袖口の調整:雨の侵入を抑え、バタつきを防止
- ベンチレーション:脇下のジッパーなどで蒸れ逃がし
生地構造の目安
- 2.5レイヤー:軽量・携帯性◎、耐久はやや控えめ
- 3レイヤー:耐久・快適性◎、少し重いが安心感
サイズ感
重ね着を想定し、中間着の上から動きやすい余裕を。袖は手首が出ない長さ、フードは首元までしっかり閉められるもの。
レインパンツ
- 裾ファスナーで靴のまま着脱できると便利
- 股上が浅すぎないもの(しゃがんでも腰が出ない)
- 裾は踵に軽くかかる長さで泥はねを軽減
レイヤリング(重ね着)と体温管理
- ベース:速乾T(肌が濡れっぱなしを防ぐ)
- ミッド:薄手フリースや化繊インサレーション(休憩用に携行)
- アウター:レインジャケット/パンツ
歩き始めはやや涼しい服装で。暑くなったらベンチレーションや前を開けて蒸れを逃がすのがコツ。
足まわり:靴・ソックス・ゲイター
- 靴:グリップの良いトレッキング/ライトハイク。濡れた木道・岩に強いソールが安心
- ソックス:厚手の登山用(濡れてもクッション性が続く)+替え1足
- ゲイター:すね〜足首を覆って泥はねと浸水を軽減。裾を外側から内側にかぶせるイメージで
ザックの防水と小物
- ザックカバー:風で飛ばないようドローコードで固定
- インナー防水:ゴミ袋や防水スタッフサックで着替え・電子機器を保護
- 手袋:薄手の防水 or 速乾。冷え防止に有効
- 帽子:つば付きのキャップやサンブリムで顔に雨がかかりにくい
- タオル/手ぬぐい:首元の水滴を拭いて冷え対策
当日の歩き方(雨の日のコツ)
- ペースは控えめ:汗をかき過ぎないように。蒸れ=体温低下の元
- 木道・岩は足裏を面で置く(つま先で突くと滑りやすい)
- 休憩は短め・こまめ:濡れたまま長く止まらない
- 写真や地図を見る時はフードを深めに/背を向けて風雨を避ける
- 危ないと思ったら早めに引き返す(無理しない)
装備チェックリスト
- レインジャケット(2.5L or 3L)/パンツ
- ベースレイヤー(速乾)+予備1枚
- 薄手フリース or 保温着(休憩用)
- ゲイター/替えソックス
- 帽子(つば付き)/手袋
- ザックカバー/インナー防水(ゴミ袋等)
- ヘッドランプ/モバイルバッテリー
- 行動食・温かい飲み物(保温ボトル)
- 地図アプリのオフライン保存
帰宅後のケア(洗濯・撥水復活)
- 泥を落として中性洗剤で優しく洗濯(柔軟剤は使わない)
- 陰干しで完全乾燥 → 必要なら低温のアイロン or 乾燥機で軽く熱を当て撥水回復
- 表面の水弾きが落ちたら、撥水スプレーでリフレッシュ
まとめ
雨の日の低山は、静かでしっとりした景色が魅力。
防水×透湿のレイン上下・体温管理・撤退基準の3点を押さえれば、50代でも無理なく楽しめます。安全第一で、良い雨歩きを。
注意・免責
本記事は一般的なガイドです。実際の山行は天候・コース状況・体力により判断が異なります。危険を感じたら引き返し、最新の気象情報・公式情報も必ずご確認ください。
関連記事:
・登山初心者向け・低山装備の最小リスト【2025年版】
・はじめての低山の選び方:失敗しないコース決めのポイント
・50代から始める簡単ウォーキング&登山前トレーニング